十段合格者の感想

珠算十段に合格して

竹島 愛結

私は珠算十段に挑戦するようになってから、合格するまでに約二年かかりました。お正月には毎年のように十段をとる、と小さい頃から口に出してきました。そうやってずっと夢見ていた珠算十段に合格することができ、本当にうれしいです。

今回、合格して学んだことがたくさんあります。そのうちの一つは、努力を怠らないことです。私は何度も何度も検定で落ち続けてきました。検定で大きな段に合格している仲間を見て、私にもそんな才能があればな、才能さえあれば合格できるのになぁ、と沢山思ってきました。また、兄弟と比べられることも多々あり、それが嫌で泣くこともありました。中学生になって練習量が減ってしまい、思うような点数が出なくて悩んだりして私には十段という目標は高すぎると思うことも沢山あって苦しみました。そして検定に落ちるたびに応援してくれる先生や家族に申し訳なかったです。でも、十段に挑戦するたびに、絶対合格してみんなに恩返しをしたいと強く思うようになりました。それから、朝早くに起きて練習したり、夜寝るまで練習をしたり、また、一緒に十段を目指す仲間と共に練習しました。そのおかげで、夢見ていた珠算十段に合格することができました。いつも丁寧に指導して下さった先生方、ずっと温かく見守ってくれた家族、一緒に練習してくれた仲間のおかげです。本当にありがとうございます。

最後に、私には好きな言葉があります。『出来る!出来る!出来ると思えば何でも出来る!』という言葉です。この言葉を信じてこれからも他の連盟の十段や、大会で活躍できるように頑張ります。これからもよろしくお願いします。